UIと心理学の関係

Web デザインの仕事に就いて早10年が経とうとしています。

今から10年前というと、Flash アニメーションの全盛期。今となっては完全に過去の産物と化してしまっていますが、Flash はWeb デザイナーにとっては憧れのスキルで、自分のイマジネーション、クリエイティビティを存分に活かせる壮大な舞台のようなものでした。
ただ、今思えば、Flash という技術はユーザーにとって、限りなく【受け身】に近い表現技法だった気もします。ブラウザで Web サイトを開けばダイナミックなアニメーションが展開され、「オシャレでかっこいい」コンテンツに身をゆだねることができました。そういったサイトが星の数ほど生まれ、毎日のように企業の PR サイトが更新され、華やかな時代だったように思います。

しかし、時は変わり、現在では、ダイナミックさやストーリー性といったものは昔ほど重要視されません。スマートフォンの爆発的な普及により、インターフェースは極限まで簡素化され、ユーザーは自ら選んだ操作で自由にサイトを操り、ほしい情報をスピーディに得ることができます。UI はそうでなければならないですし、この傾向はさらに強まっていきます。

UI(ユーザー・インターフェース)は、もちろん最近出てきた言葉ではありません。HCD(Human Centered Design:人間中心設計)というものが体系づけられた頃からユーザーによる最適なインターフェース設計は必要とされてきました。ただ、デザインにおいてあまりにも余計な情報による装飾を必要としない今の時代において、着ぐるみを剥がされたような思いで、UIというものがより可視化され、無視できない要素となっているように思います。

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