EXODUS / Bob Marley & The Wailers

ボブ・マーリー&ウェイラーズの1977年作。母国ジャマイカで起きたボブ・マーリー暗殺未遂事件ののち、亡命先のロンドンにてレコーディングされた本作は、馴染みのある代表曲が数多く収録されており、いわゆる代表作の一つとされています。

A面
01. Natural Mystic
02. So Much Things to Say
03. Guiltiness
04. The Heathen
05. Exodus

B面
06. Jamming
07. Waiting in Vain
08. Turn Your Lights Down Low
09. Three Little Birds
10. One Love / People Get Ready

私が思うに、20世紀以降に創り出された音楽作品の中で「奇跡」と呼ぶに相応しいクリエイティブな仕事は、マーヴィン・ゲイの「What’s Goin’ On」のA面と、このボブ・マーリーの「Exodus」のB面だと断言できます。
どちらも悲しい現実と向き合う中での愛について創り出された音の結晶です。しかも、この「Exodus」の功績は、そうした深いテーマと併せて、曲自体が広く一般大衆に受け入れられ、浸透したことにあると思います。第三世界の救世主と呼ばれるボブ・マーリーですが、赤道に近い国に足を運べば、どこででも彼の音楽やグッズが溢れていますし、何よりボブ・マーリーの曲にいろいろな場で触れ合うことができます(私も新婚旅行でバリ島を訪れたとき、ビーチで地元のバンドに「One Love」を歌ってもらったことがありますし・・・)。意味はわからなくても、自然と口ずさんでしまう、気持ちよくなってしまうのがボブ・マーリーの音楽の最大の魅力であり、価値だと思います。

特に好きな曲は「Waiting In Vain」。天国に持っていくなら、この曲にしたいです。つい時間を忘れてしまう曲ですよね。曲に完全に身をゆだねてしまうというか、日ごろのいろんなことを考えることが馬鹿々しくなってしまう感じです。「Turn Your Lights Down Low」も週末の夜にゆっくり聴きたい一曲。よくアルバム後半にこれだけの名曲を集めて、一つの流れにしたなと思います。危険から解放されて、ロンドンという安全な地に身を置いたことでこの音楽が創り出されたのだとすると、何とも皮肉ではあります。

1999年に、米TIME詩は本作を「20世紀最高の音楽アルバム (the best music album of the 20th century)」に選出したそうです。

EXODUS

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください